「スマホがどこにも見当たりません。家の中でなくしたのか、移動中の電車に置いてきたのかそれすらもはっきりしません。一体、どうしたらいいでしょう。」
スマホがなくなるととても焦りますよね。
さっきまであったと思って探してみても、どこにも見当たらない。
こうなると仕事も手につきません。不安は募りばかりです。
今回は、そんなスマホを紛失してしまった時に真っ先にやるべきことと、スマホをなくしてしまう前にやっておくべきことをドドっとまとめて紹介しちゃいます。
ぜひ最後までご覧ください。
紛失したスマホが見つからないときにやるべき3つのこと

スマホをなくしてしまった時は、まずは冷静になってやるべきことをやることが大切です。
焦っても結果は良くなりません。
まずは落ち着いて、これからご紹介する項目を一つずつ実践してみましょう。
①「端末を探す」を利用してスマホを探す
AndroidスマホやiPhoneには、それぞれ紛失したスマホを捜索する「端末を探す」という機能が存在します。
まずは「端末を探す」機能を利用して、スマホの居場所を特定しましょう。
「端末を探す」機能の具体的な使い方は、次の記事で詳しく紹介しています。
「端末を探す」を利用すると、次のような機能を使えるようになります。
- スマホをロックする
- スマホのデータを消去する
- 画面に任意のメッセージを表示する
- スマホの位置を特定できる
- スマホをリモートで鳴らして場所を特定できる
スマホの紛失に気づいたら、まずは真っ先にスマホをロックして不正利用を防ぎましょう。
必要があればスマホのデータを消去することも必要です。
消去したデータは、スマホを見つけた後に復活することも可能なので、知られてはまずいデータが多くある場合は躊躇なく消去することをおすすめします。
「端末を探す」機能を利用すれば、「このスマホは持ち主が紛失したものです。拾われた方はこちらの番号までご一報ください。090-××××-×××」といった任意のメッセージを表示することもできます。
ここまでの操作が完了したら、位置情報を利用して紛失したスマホの場所を特定しましょう。
地図上に現在地を示すことが可能で、落とした場所の大まかなエリアを特定することができます。
特定された場所に近づいたら、最後はリモートでスマホの着信音を鳴らし詳細の場所を把握することができます。
「端末を探す」の着信音の設定はマナーモードでも、スマホを鳴らすことが可能で、日頃からマナーモードに設定している人でもしっかりと着信させることができます。
スマホを紛失したときは、「端末を探す」機能を使って、位置を特定しましょう。
②通信キャリアに連絡する
「スマホを探す」を使ってもスマホが見つけられなかった場合は、ドコモやソフトバンクなどの通信キャリアに連絡してスマホの使用を止めてもらいように手続きを行いましょう。
落としたスマホを拾った人が国際電話をかけたり、不正なサイトの利用をするなど、スマホを利用して悪用しないとも限りません。
スマホでおサイフケータイやPayPayなどの電子決済を利用している人はスマホの使用と合わせて、電子決済の利用も止めるように連絡しましょう。
それぞれの通信キャリアの連絡先は次の通りです。
スマホの不正利用を防止するためにも、早めに通信キャリアに連絡を入れましょう。
③交番に届け出る
通信キャリアにスマホの使用停止を届けた後は、次は交番に遺失物届を出しておきましょう。
遺失物届を提出することで、スマホを拾った人が交番へ届けた際に、すぐに持ち主であるあなたに連絡が入るようになります。
スマホを紛失した場合の行動範囲が広域にわたる場合、警察の情報網を利用して遠方で見つかったスマホもすぐに連絡を受け取ることができます。
落とした遺失物が届いているかどうは、警察庁のホームページでも確認することも可能です。
また、通信キャリアが提供するスマホ端末の保証に加入している人で、紛失への補償を受ける際も遺失物届の証明書が必要になるので、スマホをなくした場合は必ず届けるようにしましょう。
スマホをなくすリスクを減らす2つのこと

どんなに注意しても、ちょっとした不注意でスマホを落としてしまう可能性はあります。
スマホをなくしてしまうリスクを減らすために、やっておきたい対策を二つご紹介します。
スマートタグを利用する

スマートタグとは、スマホや鍵などの貴重品に専用のタグを付けて、その位置を把握する商品です。
先ほど紹介した「端末を探す」の機能は利用するためには、いくつかの条件をクリアしなければなりません。
- 事前の設定を完了させる
- スマホの電源が入っている
- 電波の届く場所にスマホがある
- 位置情報をONにしておく
もしも、これらの条件がひつとでも欠けていては「端末を探す」は利用できません。
特に「事前の設定を完了させる」はまさか自分のスマホがなくなるとは思っていない人は、設定すること自体を知らない人がほとんどです。
一方、スマートタグは初期設定は不要、電源や位置情報のONなども気にすることなく利用できます。
スマートタグは連携するスマホとスマートタグが一定距離(50m程度)以上離れたら感知しなくなる商品もありますが、「MAMORIO FUDA」や「Tile Mate(タイル メイト)」といった商品のようにスマートタグを利用したほかのユーザーがスマホの近くを通ると感知して場所を特定できるものもあります。
スマートタグを利用することで、スマホ紛失時の発見確率をグッとあげることが可能です。
「MAMORIO FUDA」の実際の使い勝手は、タカヒロさんのブログ「デジクル」で詳しく紹介されています。
使い方やほかの製品との違いなど、とても分かりやすく紹介されているので気になる方はぜひご覧ください。
紛失防止のストラップを利用する

スマホの紛失を防止するためには、そもそもスマホを落とさないということも重要です。
ついつい置き忘れてしまうという人は、紛失防止用のストラップを利用してみましょう。
仕事中も利用したいという人はネックストラップがおすすめです。
日頃からズボンのポケットに入れることが習慣になっている人は、コイル状のストラップを利用するという方法もあります。
酔っ払って電車やタクシーの中にスマホを置き忘れてきてしまうという人は、お酒を飲みに行くときだけでもストラップで体にしっかりと固定しておくというのも、紛失のリスクを減らすいい方法になります。
スマホ紛失時に後悔しないためにやっておきたい3つのこと

スマホを紛失してしまった時に後悔することは、主に次の3つです。
- 大切な写真やデータを失ってしまう
- 電話番号やLINEアカウントが変わってしまう
- 新しくスマホを購入するための費用がかかってしまう
最後に、このような後悔をしないために、事前にやっておきたい対策をご紹介します。
大切なデータはクラウド上に保管する
スマホの中には家族や友人の連絡先や、家族や恋人との思い出の写真や動画がたくさん詰まっています。
スマホをなくしてこのようなデータを失ってしまわないために、大切なデータはしっかりバックアップをとっておきましょう。
今はクラウド上にデータを保管できるサービスが充実しています。
Googleアカウントさえあれば無料で使える「GoogleDrive」は15GBまで利用できます。
Amazon Prime会員であれば「AmazonPhotos」に画像データを無制限で保管することもできます。
家族や友人の連絡先や動画はGoogleDriveに保管して、画像データはAmazonPhotoに保管すれば万が一の紛失時も安心です。
電話番号、LINEの引継ぎを行う
スマホが紛失したら今まで利用していた電話番号やLINEアカウントが利用できなくなると心配の方もいると思いますが、そこは心配ありません。
しっかりと手続きを行うことでこれまでと同様の電話番号、LINEアカウントを利用することができます。
それぞれの手続きは次のページからご確認ください。
LINEアカウントの引き継ぎはスマホ紛失後にも可能ですが、これまでのトーク履歴や購入したスタンプの利用ができなくなるので、その点だけは注意しなくてはなりません。
スマホの補償内容を確認する
スマホをなくした時の大きな後悔の一つが新しいスマホへの買い替えに必要な出費が増えてしまうということです。
iPhoneのような高級スマホを利用している人は10万円以上の出費が必要になることもあります。
通信キャリアのスマホの補償に加入している人は、万が一が起きる前に保証内容を確認しておきましょう。
ドコモやソフトバンクなどの大手通信キャリアは紛失も保証してくれますが、格安SIM会社が提供する補償は紛失が対象外となっている場合が多くあります。
Apple社が提供する「AppleCare+」は期間が2年と決まっているため、期間切れになっていないかも確認が必要です。
また、中古スマホを利用している人はほとんどの場合、このような保証には加入ができません。
- 格安SIMを利用している
- 「AppleCare+」の期限が切れた
- 中古スマホを利用している
このような人でも、「スマホ保険」に加入することで紛失への対策をすることができます。
万が一の大きな出費を抑えるためにも、スマホ保証の保証内容をしっかり確認して必要があれば「スマホ保険」への加入も検討してみましょう。


スマホを紛失する前にしっかり対策をしておこう

今回はスマホを紛失してしまった時の対応方法と、スマホをなくす前にやっておきたいことを紹介してきました。

大切なスマホをなくすと焦ってしまいますね。
家族や友人との連絡手段も失われますし、思い出の写真や動画も無くなってしまうかもしれません。
落としたスマホを拾った人によっては、悪用されて二次的な被害に遭うことも考えられます。
スマホを再購入するのにも多額の出費が必要です。
スマホをなくしてしまう前にできる対策をしっかりととって、紛失した場合も焦らない対策をとっておくようにしましょう。
万が一に備えて、スマートタグやストラップなどの便利グッズや、AmazonPrimeやスマホ保険などのサービスを利用することも検討してもいいかもしれません。
スマホ保険についてもっと知りたい方は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
気になる方はぜひご覧ください。