「買ったばかりのPSPが壊してしまいました。
メーカー保証があると思ったら、不注意の破損は対象外みたい。
そういえば子供の誕生日に買ったニンテンドースイッチの保証書もどこにいったかわかりません。
やっぱり保証書ないと保証してもらえないんでしょうか。」
ある日突然おとずれる、ゲーム機の故障。
メーカー保証があるから大丈夫と思っていたら、初期不良以外は対象外ということはよくあることです。
自分だけは大丈夫だと、保証書を捨ててしまい後悔する人も少なくありません。
今回は、ゲーム機の保証を3ステップで解説していきます。
- メーカー保証
- 販売店の延長保証
- スマホ保険
保証内容やメリット・デメリット、注意点など詳しく紹介します。
どれが一番自分に合った保証なのか、じっくり検討してみてください。
ステップ① メーカー保証

ゲーム機の保証でまず真っ先に考えられるのは、メーカーが提供する製品保証です。
国内で販売されているゲーム機は基本的にどれも1年間の製品保証が付いています。
メーカー保証のメリット
- 面倒な登録は不要
- 修理代金は無料
メーカー保証のメリットはなんと言っても、面倒な手続きや費用が不要だということです。
どんなに高品質な製品でも、初期不良を起こすモノも紛れ込んでいます。
初期不良で消費者が不利益を受けないために、メーカー保証が用意されています。
修理代は無料ですし、商品の発送に伴う送料もメーカーが負担してくれます。

保証書を保管しておくだけで、面倒な手続きも一切不要です。
メーカー保証のデメリット
- 対象は動作不良のみ
- 期限が決められている
- 保証書が必要
メーカー保証のデメリットは、動作不良や初期不良しか保証してくれないということです。
本体の落下や水没が原因の故障や破損は保証を受けることができません。
保証期間も限定されていて、期間が過ぎると動作不良も保証が受けられなくなくなります。
保証を受けるには、保証書が必須なのもデメリットです。



すぐに捨ててしまったり、引っ越しや荷物の整理でどこかにいってしまった人は保証を受けられなくなります。
メーカー保証の注意点
メーカー保証の注意点は、なんと言っても保証書を紛失してしまわないことに尽きます。
せっかくのメーカー保証も、保証書を紛失してしまっては保証を受けることができなくなります。
最近の保証書は紙で発行されるものだけではありません。



ニンテンドースイッチのように商品の箱自体が保証書となっているものもあります。
まさか箱が保証書になっているとは知らず、すぐに捨ててしまったという人も少なくありません。
ゲーム機を購入したら、まずは保証書を確認してしっかりと保管しておきましょう。
メーカー保証がオススメな人
メーカー保証がオススメな人は、ゲーム機の初期不良や動作不良だけを保証してくれれば十分という人です。
自宅で自分だけが利用する人は、初期不良以外での破損や故障のリスクはそれほど多くはありません。
外に持ち出す機会が多かったり、子供にプレゼントとして買ってあげる人は故障や破損の心配があります。
そうでない人は1年間のメーカー保証だけあれば十分です。
ステップ② 販売店の延長保証


ゲーム機の保証の次のステップは、販売店の延長保証です。
メーカー保証だけでは心配という人は、販売店の延長保証を検討してみましょう。
延長保証は3年、5年と長期で保証を受けることができます。
延長保証は期間だけでなく、メーカー保証では補償してくれない動作不良以外の破損などにも対応しているのが特徴です。
販売店の延長保証を紹介
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- 価格.com
今回は、代表的な販売店の長期保証を3つ紹介します。
ビックカメラ


加入料金 | 商品金額×5% |
故障対象 | 自然故障・物損故障 |
盗難・紛失 | × |
補償金額 | 商品金額×80% |
自己負担額 | 交換時のみ2,000円 |
補償期間 | 3年 |
補償回数 | 補償金額に達するまで何度でも可能 |
保証書の有無 | 会員登録してれば不要 |
ビックカメラの保証は、商品金額×5%で商品金額×80%までの自然故障、物損故障を保証してくれます。
メーカー保証では対象外であった、落下や水没による物損故障を保証してくれるのが特徴です。



会員登録をすれば購入履歴が残り、保証書が必要がないのも嬉しいポイントです。
ヨドバシカメラ


加入料金 | 商品金額×5% |
故障対象 | 自然故障のみ |
盗難・紛失 | × |
補償金額 | 1年目商品金額×100% 2年目以降は20%ずつ減額 |
自己負担額 | 0円 |
補償期間 | 5年 |
補償回数 | 1回 |
保証書の有無 | 必要 |
ヨドバシカメラの保証は、商品金額×5%で加入できます。
保証金額は経過年数で異なり、期間が経てば徐々に金額が減っていきます。
保証期間は5年と長いですが、一度保証を受けるとその時点で保証が終了してしまうので注意が必要です。



ほかの販売店の延長保証と違い、補償対象が自然故障のみで、保証書の保管も必要なのもデメリットですね。
価格.com


加入料金 | (例)商品金額31,800円 自然故障+物損故障 2,544円(約8%) |
故障対象 | 自然故障のみ or 自然故障+物損故障 |
盗難・紛失 | × |
補償金額 | (自然故障) 商品金額×100% (物損故障) 1年目100%、2年目50%、3年目40% |
自己負担額 | 情報なし |
補償期間 | 3年、5年(選択可能) |
補償回数 | 自然故障は補償金額まで無制限 物損故障は3回まで |
保証書の有無 | 会員登録していれば不要 |
価格.comの延長保証は商品金額や受けたい故障対象によって料金が異なります。
ニンテンドースイッチ(商品価格31,800円)の自然故障+物損故障の場合は、商品金額の8%で利用できます。
ビックカメラと同じように会員登録をすれば、保証書が必要ないのはメリットですね。
販売店の延長保証のメリット
- 物損故障まで保証
- 保証期間が長い
- 保証書が不要
販売店の延長保証のメリットは、初期不良だけでなく物損故障まで保証してくれることです。
子供にゲーム機をプレゼントしたら落下や水没のリスクも当然あります。
メーカー保証は初期不良や動作不良しか保証されませんでしたが、販売店の延長保証であればこれらのトラブルまで補償してくれるので安心です。
期間も3年、5年と長く、ビックカメラや価格.comのように保証書の保管が不要なのも嬉しいポイントです。
販売店の延長保証のデメリット
- 費用がかかる
- 購入した系列の店舗でしか修理依頼できない
販売店の延長保証のデメリットは商品とは別に費用がかかることです。
購入した店舗の系列でしか修理の依頼ができない点も、使い勝手がよくありません。
ビックカメラで買った商品をヨドバシカメラに持っていっても当然、保証は受けられません。



販売店は修理の窓口はしてくれますが、修理自体は別のところで行うので、修理に時間がかかってしまうのもデメリットです。
販売店の延長保証の注意点
販売店の延長保証の注意点は、保証に加入できるのが商品購入時のみだけという点です。
一度は不要だと思った延長保証に、後から入りたいという人もいると思います。
延長保証は購入時に手続きをしないといけないため、あとから加入することができません。
またヨドバシカメラのように、保証回数が1回のみというところもあります。
せっかく5年の延長保証に加入しても、最初の年で保証を受けてしまうとそれ以降保証が受けられません。
販売店の延長保証がオススメな人
販売店の延長保証がオススメな人は、初期不良や動作不良以外の故障や破損が心配な人です。
子供にプレゼントしたゲーム機は、外に持ち出したり、兄弟で取り合ったりして予期せぬトラブルで破損させてしまうことも十分に考えられます。
販売店の延長保証に加入しておけば、そういった不注意による故障や破損も保証してくれるので安心です。
少しでも長く使いたいという人のために3年、5年と期間が選択できるのもオススメポイントです。
販売店の延長保証についてのレビュー記事をいくつか紹介します。
加入を迷っている人はぜひ参考してみてください。
ステップ③ スマホ保険


ゲーム機の保証で最後に検討したいのが、スマホ保険です。
メーカー保証、販売店の延長保証では満足できないという人は、スマホ保険を検討してみてください。
スマホ保険とは、保険料を払いスマホの破損や故障を保証してくれるサービスです。
ゲーム機の保証なのに、なんでスマホ保険なの??
スマホ保険の中には一部、スマホだけでなくスマホ以外のモバイル端末を保証してくれるサービスがあります。
モバイル端末にはニンテンドースイッチやPSPなどの携帯ゲーム機も含まれます。
スマホ保険を紹介
- モバイル保険
- スマホの保険証
今回は、スマホだけでなくゲーム機まで補償してくれるスマホ保険を二つご紹介します。
モバイル保険


月額保険料 | 700円 |
故障対象 | 故障・破損・水没 |
盗難・紛失 | 盗難のみ補償 |
補償台数 | 主端末1台+副端末2台 |
補償金額 | 主端末(年間10万円) 副端末(年間3万円) |
自己負担額 | 無料 |
補償期間 | 無期限 |
補償回数 | 年間補償金額まで何度でも |
保証書の有無 | 不要 |
加入条件 | 端末購入後1年以内 本人の所有するもののみ 事前の登録が必要 |
一つ目が「モバイル保険」です。
月額700円で主端末であるスマホのほかに、タブレットやゲーム機など副端末を2台まで補償してくれます。
副端末の補償金額は年間に3万円で、保険料を払い続ける限りずっと保証を受けることができます。
ただし、保証を受けるにはいくつかの条件を満たす必要があります。
- 本人の所有するもののみ
- 副端末は事前の登録が必要
- 購入後一年以内に登録
副端末に登録するには、購入時のレシートなどが必要なので注意しましょう。
モバイル保険について、もっと詳しく知りたい方は「モバイル保険の評判|タブレットもイヤホンも全部まとめて補償しよう」の記事で詳しく解説しています。
スマホの保険証


月額保険料 | 900円 |
故障対象 | 故障・破損・水没 |
盗難・紛失 | ○ |
補償台数 | 主端末1台+副端末4台 |
補償金額 | 主端末・副端末ともに10万円 |
自己負担額 | 補償金額の30% (上限1万円) |
補償期間 | 無期限 |
補償回数 | 何度でも |
保証書の有無 | 不要 |
修理店 | どこでもOK |
加入条件 | 発売から5年以内 購入後1年以内 家族の端末ならなんでもOK |
二つ目にご紹介するのが、「スマホの保険証」です。
「スマホの保険証」は「モバイル保険」をより充実させたサービスを展開しています。
月額保険料は900円と少し高くなりますが、補償台数は5台、補償金額も10万円で、盗難・紛失にまで対応するなど充実の補償内容になっています。
「モバイル保険」と違い副端末の事前登録が不要なのもポイントです。
故障した時にその端末のみ申請すればいいので、モバイル端末が家に何台あっても壊れたものだけを補償してもらうことができます。
「スマホの保険証」は契約者本人だけでなく、家族全員の端末も補償してくれるのも魅力です。



やんちゃな子供達がいる家庭にはとても心強いサービスです。
スマホの保険証について、もっと知りたい方は「スマホの保険証を徹底解説|ひとつの保険で家族みんなのスマホを守る」で詳しく紹介しています。
スマホ保険のメリット
- 保証書が不要
- 製品購入後でも加入可能
- 盗難・紛失にも対応
- 保証期間が無制限
- 修理はどこに出してもOK
スマホ保険にはメリットが多くあります。
保証書の保管は不要ですし、製品購入後も一定期間内であればいつでも加入できます。
保証書をなくした人や、販売店の延長保証に入りそびれた人も誰でも加入できます。
メーカー保証や延長保証では、対象外だった盗難や紛失にも対応しているのも大きなメリットです。
子供たちはどこへゲーム機を持って行くかわかりません。
外出先で盗難や紛失のトラブルにあう可能性も十分にあります。
また、スマホ保険は修理はどこ出してもOKです。
ゲーム機の液晶画面割れなどのトラブルは、近所の修理店に持っていけばすぐに直してくれます。



延長保証の修理窓口が限定されたり、修理に時間がかかるデメリットが全て解消されています。
スマホ保険のデメリット
- 保険料が毎月必要
- 自己負担金が必要
スマホ保険のデメリットは保証を受けるために、費用が必要という点です。
保証が充実しているのは嬉しいですが、メーカー保証や販売店の延長保証と比較すると多くの費用を払わなければなりません。
スマホ保険がオススメな人
スマホ保険がオススメな人は、現在、スマホ保険以外のスマホ補償に加入している人です。
スマホ保険は本来、スマホの故障や破損に備えるための商品です。
今回ご紹介した「モバイル保険」「スマホの保険証」はスマホの保証だけでなく、そのほかのモバイル端末まで補償してくれます。
保険料も千円以下のため、通信キャリアのスマホ補償と同等か、場合によってはそれよりも費用を抑えてスマホの補償を受けることができます。
通信キャリアのスマホ保証は、スマホ一台しか補償してくれません。



スマホ保険であれば、同じ保険料でゲーム機のほか、タブレットやノートパソコンまでまとめて補償してくれます。
すでに通信キャリアのスマホ補償を受けている人は、料金据え置きでゲーム機まで補償してくれるスマホ保険に乗り換えすることを強くオススメします。
一人暮らしで自分のモバイル端末だけを補償したい人は「モバイル保険」を、家族がいて妻のスマホや子供のゲーム機までまとめて補償したい人は「スマホの保険証」がオススメです。
まとめ


今回は、ゲーム機の保証選びについてステップごとに紹介してきました。
- ①初期不良だけを補償して欲しい人
-
⇨メーカー保証がオススメ!
- ②動作不良だけでなく、落下や水没などの破損まで補償して欲しい人
-
⇨販売店の延長保証がオススメ!
- ③すでにほかのスマホ補償を受けている人
-
⇨スマホ保険がオススメ!
ゲーム機の保証は、あなたがどこまで補償して欲しいかで選ぶ商品を検討してみましょう。
初期不良だけで良いのにスマホ保険は不要ですし、充実した保証が欲しいのにメーカー保証だけでは不十分です。
まずは、あなたが求める保証の範囲を考えてから必要な保証に加入するのが良いです。
保証書をなくしてしまった…。購入時点に延長保証に加入しそびれてしまった…。



そんな人でも、スマホ保険ならまだ間に合います。
スマホ保険についてもっと知りたい人は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
この機会にあなたにピッタリのスマホ保険を探してみてください。